2025年02月20日
突然やってくる腰の痛み

導入
ギックリ腰は突然の強い痛みを伴い、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。この投稿では、ギックリ腰に対する正しいセルフケアの方法について、専門家の視点から解説します。正しい対処法を知ることで、痛みの軽減や早期回復が可能になります。
1. ギックリ腰とは?
ギックリ腰は、医学的には「急性腰痛」として知られ、筋肉や靭帯に負荷がかかり炎症や緊張が生じた状態です。多くの場合、重い物を持ち上げた時や急に動いた際に発生しますが、原因はさまざまです。
2. 初期対応 – 迅速なセルフケアが鍵
ギックリ腰が発生した際の最初の48時間は、適切な対処が回復に大きな影響を与えます。
- 休息: 可能な限り動きを制限し、腰に負担がかからない姿勢で休むことが重要です。ただし、長時間のベッド安静は逆効果になる場合もあるため、痛みが少し和らいだらゆっくりと動き始めましょう。
- 冷却: 急性の炎症を抑えるために、最初の24〜48時間は冷湿布やアイスパックを用いて患部を冷やすことが推奨されます。20分ごとに休憩を挟みながら行うのが効果的です。

3. 回復期のセルフケア
ギックリ腰の初期の痛みが落ち着いてきたら、次のステップとして回復を促進するセルフケアを行います。
- 軽いストレッチ: 痛みが軽減した段階で、無理のない範囲で腰を優しく伸ばすストレッチを行うことが、柔軟性を回復し、再発を防ぐ助けになります。代表的なものとして、猫のポーズや膝を胸に引き寄せる運動が挙げられます。
- 温熱療法: 炎症が収まった後は、血行を促進するために温湿布や温浴が有効です。これにより、筋肉のこわばりが和らぎ、回復が早まることがあります。
4. 予防 – 再発を防ぐためのヒント
ギックリ腰の再発を防ぐためには、日常生活の中で腰を守る習慣を身につけることが重要です。
- 正しい姿勢: 座っている時も立っている時も、背骨をまっすぐに保つことが腰の負担を減らします。
- 定期的な運動: コアマッスルを鍛える運動やウォーキングなどの軽い有酸素運動は、腰をサポートする筋肉を強化し、再発リスクを低減します。
- 重いものを持つ際の注意: 重い物を持つ際は、腰ではなく膝を使って、体に負担がかからない持ち上げ方を意識しましょう。
まとめ
ギックリ腰は非常に辛いものですが、適切なセルフケアと予防策を実践することで、痛みを管理し、再発を防ぐことが可能です。症状が改善しない場合や悪化する場合は、枚方市 なつめ鍼灸整骨院までお願いします。

2025年01月7日

膝の痛みや腫れで「水が溜まる」という表現を耳にすることがあります。この「水」とは一体何なのか、そして病院で抜くだけでは根本的な解決に至らない理由について、専門的な視点からわかりやすく解説します。
1. 「膝に水が溜まる」とは?
膝関節の中には、骨と骨が直接こすれ合わないように関節液(滑液)という潤滑液が存在します。この液体は通常、関節の動きをスムーズにし、クッションのような役割を果たしています。
しかし、ケガや炎症、変形性膝関節症、関節リウマチなどの疾患が原因で、関節液が過剰に分泌されることがあります。この過剰な滑液が膝の腫れや「水が溜まる」といわれる状態を引き起こします。
これが体の防御反応であり、炎症を抑えたり、損傷部分を保護するために起こるものです。しかし、過剰に溜まると痛みや違和感、動きの制限を引き起こします。
2. 水を抜くだけでは「一時的な改善」に留まる理由
病院で行われる「水を抜く」処置は、膝関節内に溜まった余分な滑液を針で吸引することで腫れや痛みを軽減するものです。これにより、一時的に症状が和らぐ場合がありますが、以下の理由で根本的な解決には至りません。
a. 原因が取り除かれていない
膝に水が溜まる原因は炎症やケガ、または疾患によるものです。水を抜くだけでは、炎症や損傷が解決されていないため、再び滑液が過剰に分泌される可能性があります。
b. 関節への負担が継続している
関節液が過剰に分泌される原因の多くは、膝への過度な負担や筋力不足です。これを改善しない限り、同じ問題が繰り返されることがあります。
3. 根本的な解決に必要なアプローチ
膝に水が溜まる状態を改善するためには、症状の背後にある原因を特定し、適切な治療と対策を行うことが重要です。以下のアプローチが一般的です。
a. 炎症をコントロールする
関節内の炎症を抑えるためには、まず医師の診断に基づき、必要に応じて抗炎症薬(内服薬や外用薬)やヒアルロン酸注射が使用されることがあります。急性期の場合は患部の冷却(アイシング)も効果的です。
b. 膝への負担を軽減する
体重の過剰や不適切な運動は膝への負担を増加させます。体重管理や正しい姿勢での歩行、適切な靴の選択が重要です。
c. 筋力トレーニング
特に膝を支える大腿四頭筋を鍛えることは、膝関節への負担を軽減する上で非常に有効です。理学療法士の指導の下、ストレッチや筋力トレーニングを取り入れることが推奨されます。
d. 根本疾患の治療
変形性膝関節症やリウマチなどの慢性疾患が原因の場合は、それぞれに適した治療を進める必要があります。これには、投薬治療や関節鏡手術が含まれる場合があります。
4. 膝に水が溜まるのは「体の警告サイン」
膝に水が溜まるという状態は、体が「異常がある」と教えてくれる警告サインです。その原因を無視して水を抜くだけでは、問題が繰り返される可能性が高いです。特に慢性的に膝に水が溜まる場合は、専門医に相談して根本的な診断と治療を受けることが重要です。
まとめ
膝に水が溜まる状態を改善するためには、「水を抜く」処置だけではなく、その背後にある原因を見つけ出し、適切に対処することが必要です。膝の健康を守るためには、自己判断せずなつめ鍼灸整骨院の意見を取り入れ、必要に応じて治療計画を立てましょう。
膝は私たちの体を支える大切なパートナーです。適切なケアを行い、一生使い続ける健康な膝を維持しましょう。
膝に効果的な膝の効果的な体操を過去のブログにアップしてます。
2024年12月20日

平素はなつめ鍼灸整骨院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら、以下の期間を冬季休業とさせていただきます。
【休業期間】
R6年12月29日(日)~R7年1月3日(金)
なお、1月4日(土)より通常営業を再開いたします。
皆さまにはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
期間中における緊急のご連絡が必要な場合は、下記までご連絡ください。
公式LINE:
までお待ちしています。
寒さ厳しい折、皆さまどうぞお身体にお気をつけてお過ごしください。
来年も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
なつめ鍼灸整骨院
スタッフ一同
2024年12月20日

1. 手や腕を酷使する動作が原因
- デスクワーク: 長時間のキーボード操作やマウス使用。
- 家事: フライパンや鍋を繰り返し持ち上げる動作。
- 趣味や作業: ガーデニング、手芸、楽器演奏など。
- 力仕事: 工具を使う作業、物を運ぶ業務。
2. 肘の外側に負担が集中する動き
- 手首を使った細かい動作や、重いものを持つときに肘の外側の筋肉(伸筋群)が酷使されます。
- 繰り返し負荷がかかることで炎症や微小な損傷が発生します。
3. 姿勢や力の使い方の問題
- 無意識に不適切な姿勢や力の入れ方をしていると、肘の外側にストレスが集中します。
- 特に長時間の同じ姿勢や動作を繰り返すと発症リスクが高まります。
4. 年齢や加齢の影響
- 40代から50代を中心に発症することが多く、筋肉や腱が加齢とともに柔軟性を失うことで損傷しやすくなります。
5. 過去の負担や炎症の蓄積
- テニスなどのスポーツ経験がなくても、日常生活での軽い負担が積み重なって、痛みとして現れることがあります。
なぜ「テニス肘」と呼ばれるのか?
「テニス肘」という名称は、最初にこの症状がテニスプレイヤーの間で多く見られたことから付けられました。ラケットのスイング動作が肘の外側の筋肉や腱にストレスを与えるためです。しかし、そのメカニズムが日常の動作にも当てはまることが分かり、現在では必ずしもテニスに限定される症状ではありません。
どのような症状が出るのか?
- 肘の外側に鋭い痛みや違和感を感じる。
- 物を握る、持ち上げる、手首をひねる動作で痛みが悪化。
- 痛みがひどくなると、軽い物でも持つのが辛くなる。
どうすれば改善できるのか?
1. 負担を減らす
- 肘や手首を過度に使う動作を控える。
- 作業や動作を見直し、力を分散させる方法を工夫する。
2. ストレッチやトレーニング
- 肘の周囲をストレッチして柔軟性を高める。
- 肘や腕の筋力を強化して負担を軽減する。
3. サポーターを活用
- テニス肘用のサポーターを装着することで、肘への負担を和らげる。
4. 痛みが続く場合は医療機関を受診
- 整形外科やなつめ鍼灸整骨院で、アイシングや炎症を抑える処置を受ける。
- 必要に応じてリハビリや理学療法を行う。
不思議を解決:日常の中に潜むリスク
テニス肘は「手首の使い方」に由来する症状であり、スポーツに関係がなくても発症します。日常生活の中で「繰り返しの動作」や「無意識の負担」が原因になっていることが多いのです。このため、「なぜ自分が?」という不思議な感覚が湧くのは自然ですが、メカニズムを理解することで納得しやすくなります。
2024年11月8日

意外と知らない坐骨神経痛の原因を
ピックアップしてみました。
坐骨神経痛は、さまざまな原因で坐骨神経が圧迫・刺激されることによって引き起こされる症状で、腰や足に痛みやしびれが生じます。ここでは、坐骨神経痛が起こりやすい代表的な疾患を、罹患数が多い順に説明します。
1. 椎間板ヘルニア
概要: 椎間板は、背骨を構成する椎骨の間にあるクッションの役割を果たす組織です。椎間板の中のゼリー状の髄核が外側の繊維輪を突き破って突出することを椎間板ヘルニアと言い、神経を圧迫することで坐骨神経痛が発生します。 罹患率: 比較的高く、特に20~40代の比較的若年層で多く見られます。長時間の座位や無理な姿勢が原因になることもあります。
2. 脊柱管狭窄症
概要: 脊柱管は脊髄や神経が通るトンネル状の構造ですが、加齢により狭くなり、神経が圧迫される状態を脊柱管狭窄症と言います。特に高齢者に多く見られ、腰や足に痛みやしびれが現れ、歩行困難になることが特徴です。 罹患率: 50歳以上の高齢者に多く、近年では高齢化社会の進展に伴い罹患者数が増加傾向にあります。
3. 腰椎すべり症
概要: 腰椎すべり症は、背骨の腰椎部分が正常な位置から前方へずれてしまう状態で、神経を圧迫することで坐骨神経痛が引き起こされます。原因としては、先天性の骨の変形、加齢や長年の運動負荷などが挙げられます。 罹患率: 中高年に多く、特に腰に負担がかかる職業や運動習慣がある人に多く見られます。
4. 腫瘍や感染症による神経圧迫
概要: 腰椎や骨盤に腫瘍ができたり、感染症が発生することで神経が圧迫され、坐骨神経痛を引き起こすことがあります。腫瘍による圧迫は比較的まれですが、重篤な症状を伴うことが多く、緊急対応が必要です。 罹患率: 罹患数は他の原因に比べて少ないものの、見逃すと危険なため、注意が必要です。
なつめ鍼灸整骨院では対応不可能な症状です。
5. 筋肉の異常(梨状筋症候群)
概要: 梨状筋というお尻の筋肉が硬直して坐骨神経を圧迫する状態を指します。デスクワークなどで長時間同じ姿勢をとることや、運動後の筋肉の硬直が原因で発症します。腰の骨ではなく筋肉が原因となるため、診断がつきにくい場合もあります。 罹患率: 他の疾患に比べると少ないものの、スポーツ選手や座位時間の長い職業の人に多く発生しています。
坐骨神経痛の原因となる疾患はさまざまですが、最も多いのは椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症です。症状が出た場合は早めに医療機関で診断を受け、適切な治療を行うことが重要です。
以上が主な坐骨神経痛の原因です
坐骨神経痛はあくまでも症状名です。
何をどうフォーカスするかは、やっぱり原因を断ち切る施術が必要です。
2024年11月2日
腰痛予防に!毎日できる簡単筋トレでコツコツ健康な体を」

簡単な筋トレ方法
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はじめに
- 「腰痛が気になるけど、激しい運動はちょっと…」という方、多いのではないでしょうか?腰痛予防のカギは、毎日続けられるシンプルな筋トレにあります!今日は、毎日少しずつできる筋トレを紹介します。
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筋トレのポイント
- 無理なく続けるためのポイント(ゆっくりやる、呼吸を意識するなど)
- 負荷を少しずつ増やしていくことで長く続けやすくなること
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おすすめ筋トレ
- プランク:コアを鍛えて腰痛予防

- ブリッジ:骨盤周りを支える筋力をアップ

- キャット・カウストレッチ:背中を伸ばしてリラックス効果

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まとめとアドバイス
- 毎日のちょっとした積み重ねが大切!
- 継続のコツ(お気に入りの音楽を流しながらなど)
あくまでも予防の筋トレです。
ギックリ腰から回復中の筋トレは、これとは別になります。
なつめで通院中の患者様にはお伝えしてます。
2024年10月29日

五十肩(肩関節周囲炎)に対する家でできるセルフケア方法をいくつかご紹介します。無理のない範囲で取り組むことが重要ですので、痛みを感じたら無理せず中止してくださいね。
1. 温熱療法
温めることで筋肉がほぐれ、血流が改善します。シャワーや温かいタオルを肩にあて、10〜15分程度温めましょう。また、入浴時に肩周りをマッサージするのも効果的です。
2. 軽いストレッチ
無理のない範囲で肩周りのストレッチを行うことも効果的です。以下の方法を試してみてください。

- 前後振り子運動: 立った状態で前かがみになり、腕をだらりと下げます。軽く振り子のように前後にゆらしましょう。
- 腕の伸ばし運動: 痛みが出ない範囲で、腕を前に伸ばし、反対の手で軽く引っ張ります。肩が張るのを感じる程度で止め、10秒ほど保持しましょう。
3. 軽いマッサージ
肩や首周りの筋肉をほぐすために、指で軽く円を描くようにマッサージしましょう。痛みを感じない範囲で行い、無理に力を入れないことがポイントです。
4. 姿勢改善
肩の負担を減らすため、普段の姿勢にも気をつけましょう。特に、デスクワークやスマホを使う際に肩が内側に巻き込まれないよう意識し、猫背にならないようにすることが大切です。
5. 休息を取る
五十肩は使いすぎや負担が原因で悪化することがあります。無理せず、適度に休息をとることも大切です。リラックスする時間を設け、肩を休めることを意識しましょう。

2024年10月28日

パテラセッティングは、膝のお皿(膝蓋骨:しつがいこつ)の周りの筋肉を鍛えて、膝の動きをスムーズにする簡単な運動です。膝蓋骨は、膝の真ん中にある小さな骨で、膝の曲げ伸ばしをサポートしています。この骨がずれたり、動きが悪くなったりすると、膝が痛くなることがあります。パテラセッティングで、膝周りの筋肉を強くすることで、膝の負担を減らす効果が期待できます。
パテラセッティングのやり方
- 座った状態で、膝を軽く伸ばし、太ももの前の筋肉を意識して「ギュッ」と力を入れます。
- 膝蓋骨がほんの少し持ち上がるのを感じながら、その状態を5〜10秒間キープします。
- 力をゆるめて、リラックスします。
- これを片足ずつ10回ほど繰り返します。
ポイント
- 最初は無理をせず、少しずつ回数を増やしていきましょう。
- 痛みを感じたら、すぐにやめてください。
パテラセッティングは、特別な道具がいらない簡単なトレーニングなので、家でできる膝のセルフケアとしておすすめです。特に体重が膝にかからないので、やってみる価値はあります。
