枚方市で腕のしびれが首が原因?

2026年09月14日

「首から腕・手のしびれ 頚椎症性神経根症とは?」

整形外科で頚椎症性神経根症と診断された

 

こんにちは。枚方市のなつめ鍼灸整骨院、院長の溝口です。

「首から肩、腕にかけて痛みが走る」

「親指や人差し指までしびれる」

「うがいや洗濯物を干すとき、首を反らすと腕が痛む」

「整形外科で頚椎症性神経根症と言われたが、どう過ごせばよいか分からない」

このような悩みはありませんか?

 

この記事では、臨床に25年以上携わってきた鍼灸師・柔道整復師の立場から、

頚椎症性神経根症の特徴、受診を急ぐサイン、

自宅で気をつけたいこと、鍼灸でできることと限界を順番にお伝えします。

頚椎症性神経根症とは?

首の骨を頚椎といい、その間にはクッションの役割をする椎間板があります。

脊髄から枝分かれし、肩や腕、手へ向かう神経の根元が「神経根」です。

年齢に伴う椎間板の膨らみや骨の変化によって、

神経根が圧迫されたり刺激されたりすると、

その神経が担当する範囲に痛み、しびれ、感覚の低下、

力の入りにくさが出ることがあります。これが頚椎症性神経根症です。

日本整形外科学会の解説では、中年以降の方に肩から腕の痛みや手指のしびれがみられ、

首を後ろへ反らすと症状が強くなりやすいとされています。

ただし、レントゲンやMRIに年齢相応の変化があっても、

それだけで今の症状の原因と決まるわけではありません。

痛みやしびれの場所、首の動きでの変化、筋力や感覚、画像所見などを合わせて医師が診断します。

よくみられる症状

頚椎症性神経根症では、次のような症状がみられます。

  • 首から肩、肩甲骨の内側、腕、手指へ広がる痛み

  • 腕や手指のしびれ、感覚の鈍さ

  • 首を後ろへ反らす、痛む側へ向くと症状が強くなる

  • 上を向く、うがいをする、高い所の物を取る動作がつらい

  • 腕を上げたり、頭に手を置いたりすると楽になる場合がある

  • 物を持つ、手首や指を動かすときに力が入りにくい

症状の場所は、刺激を受ける神経根によって変わります。

また、典型的な範囲にきれいに分かれないこともあります。

「小指がしびれるから首」「親指だから手首」と、場所だけで自己判断するのは避けましょう。

肩こりや五十肩とは何が違うのですか?

肩こりでは、首や肩の重さ、張り、だるさが中心です。

五十肩では、肩関節を動かすと痛み、服を着る、髪を結ぶ、

背中へ手を回すといった動作が難しくなります。

頚椎症性神経根症では、首の動きに伴って肩から腕、

手まで痛みやしびれが広がることがあります。

しかし、肩の病気と神経根症が同時にある方もおられます。

さらに、手根管症候群や肘部管症候群など、手首・肘で神経が圧迫されても手はしびれます。

症状だけで区別しにくいときは、先に整形外科で診察を受けることが近道です。

なつめ鍼灸整骨院でも、診断や画像検査が必要と考えられる場合は

医療機関への相談をおすすめします。

腕のしびれで、すぐ医療機関へ相談したいサイン

「しびれだから鍼やマッサージで様子を見よう」と決める前に、次の項目をご確認ください。

119番を考える症状

  • 突然、片側の顔や腕・脚にしびれや力の入りにくさが出た

  • 突然、ろれつが回らない、言葉が出ない、相手の話が理解しにくい

  • 胸の圧迫感や締めつけ、冷や汗、息苦しさ、吐き気とともに腕や肩が痛む

これらは脳卒中や心筋梗塞などの可能性があります。

首の施術を受けに行くのではなく、ためらわず119番へ連絡してください。

救急車を呼ぶか迷う場合、大阪府では

救急安心センターおおさか「#7119」または「06-6582-7119」へ相談できます。

早めに整形外科を受診したい症状

  • 腕や手の力が以前より落ち、進行している

  • 箸、ボタン、字を書く動作などが急に不器用になった

  • 両手や両脚にしびれがある

  • 歩くとふらつく、脚がもつれる、階段で手すりが必要になった

  • 排尿や排便の感覚・動きに急な変化がある

  • 転倒、交通事故、スポーツ中の衝突後に首が強く痛む

  • 発熱を伴う、安静時や夜間にも強い痛みが続く

手先の細かな動きや歩行に問題が出る場合は、

神経根ではなく脊髄そのものが圧迫される

「頚椎症性脊髄症」などとの区別が必要です。

日本整形外科学会の頚椎症性脊髄症の解説でも、

手指の不器用さや歩行障害が代表的な症状として挙げられています。

病院ではどのように診断・治療しますか?

整形外科では、症状が出る場所、首の動き、筋力、感覚、反射などを確認し、

必要に応じてレントゲンやMRIなどの画像検査を行います。

画像だけでなく、診察所見と症状が合っているかが大切です。

日本整形外科学会によると、頚椎症性神経根症は

基本的に自然に軽快することが期待される病気ですが、

回復に数か月以上かかる場合もあります。

症状に応じて、首を反らす動作の調整、薬物療法、

適切な方向への牽引などの保存的な治療が行われます。

 

自宅で気をつけたい5つのこと

1.症状が腕へ広がる首の向きを繰り返さない

頚椎症性神経根症は、上を向く、首を後ろへ反らす、

痛む側へ向く動きで症状が強くなることがあります。

まったく首を動かさないという意味ではありません。

「この角度では腕までビリッとする」という動きを、

ストレッチのつもりで何度も繰り返さないようにします。

痛みやしびれが腕の先へ広がる場合は、その動きをいったん小さくしてください。

2.画面と目線の位置を見直す

パソコン画面が高すぎたり、遠近両用眼鏡で画面を見るため、

あごを上げ続けたりすると、首を反らす姿勢になりやすくなります。

画面の高さ、椅子との距離、文字の大きさを調整し、

あごを上げ続けなくても見える環境をつくりましょう。

同じ姿勢が続く仕事では、症状が強くなる前に短く姿勢を変えることも役立ちます。

3.自己流で首を強く引っ張ったり、ひねったりしない

ユーチューブ動画の、タオルで首を強く引く、

痛みに耐えて反らすといった方法はおすすめしません。

首の牽引が行われる場合もありますが、

方向や強さが合わないと症状が増えることがあります。

しびれや筋力低下があるときは、診断を受けたうえで、

担当の医師やリハビリ専門職へ安全な運動を確認してください。

4.眠る姿勢は「首が楽か」で判断する

頚椎症性神経根症に全員共通の枕の高さはありません。

高すぎても低すぎても、首が反ったり曲がったりして症状が増す場合があります。

横になったときに首や腕の痛みが強くならず、

力を抜ける高さを目安にします。

何枚もタオルを重ねて一気に高さを変えるのではなく、

薄いタオルで少しずつ調整してください。

5.しびれと「力」の変化を記録する

痛みの強さだけでなく、しびれる指、悪化する姿勢、眠れる時間、箸やボタンの使いやすさ、ペットボトルを持つ力などを簡単に記録しておくと、診察時に変化を伝えやすくなります。

「痛みは同じでも、物を落とす回数が増えた」という変化は大切です。力の低下が進む場合は、次の施術日を待たず医療機関へご相談ください。

頚椎症性神経根症に鍼灸は効きますか?

鍼灸によって痛みや生活上のつらさが軽くなる方はおられます。

2025年に発表された、頚椎症性神経根症に対する、

鍼灸の系統的レビューをまとめ直した研究があります。

通常の治療へ鍼灸を加えることで、症状改善につながる可能性が示されました。

 

鍼灸の一般的な施術内容については、なつめ鍼灸整骨院の鍼灸ページをご覧ください。

鍼を受ける前に伝えてほしいこと

初回の確認時には、次の内容をお知らせください。

  • 整形外科で伝えられた病名と受診日

  • レントゲンやMRIの説明内容

  • 現在飲んでいる薬、注射やリハビリの内容

  • しびれる場所、力が入りにくい動作

  • 症状が始まった時期と、悪化・改善する姿勢

  • 抗凝固薬・抗血小板薬の服用、出血しやすい病気

  • 発熱、皮膚の感染、最近の手術や大きな外傷

なつめ鍼灸整骨院では使い捨ての鍼を使用しますが、

鍼灸も身体へ刺激を加える施術です。気になる持病や薬があれば、遠慮なくお伝えください。

なつめ鍼灸整骨院で大切にしていること

首から腕への痛み・しびれを診るとき、なつめ鍼灸整骨院では「首が硬いからほぐす」という一つの見方だけで進めません。

初回は主に次の点を確認します。

  • 医療機関での診断、画像検査、治療経過

  • しびれや痛みの範囲と、日による変化

  • 首、肩、肘、手首の動きとの関係

  • 日常動作での力の入り方や感覚の左右差

  • パソコン、運転、家事、睡眠姿勢などの負担

  • 手先の不器用さ、歩行の変化など医療機関を優先するサイン

 

肩こりの施術ページ筋膜リリースを組み合わせる場合はありますが、

神経根の圧迫そのものを解消する目的ではありません。

メディセル筋膜リリースについてもご覧いただけます。

腕の症状を広く解説した既存記事は、「腕に出る痛みや痺れの対策」です。

本記事と合わせて、受診や相談の参考にしてください。

よくある質問

Q1.頚椎症性神経根症は自然に治りますか?

自然に軽快する方は多いとされています。

ただし、数か月以上かかる場合があり、経過には個人差があります。

力が入りにくくなっている、痛みで眠れない・仕事ができない、

症状が進んでいる場合は、自然に任せず整形外科で治療方針を相談してください。

Q2.首を動かさず安静にしたほうがよいですか?

一方、自己判断で長期間まったく動かさないと、首や肩がこわばることもあります。

どの動きまで行ってよいかは症状によって異なるため、

医師やリハビリ専門職の指示を優先してください。

Q3.鍼で神経の圧迫は取れますか?

鍼で骨の変形や椎間板の膨らみをなくし、神経根の圧迫を直接取り除くことはできません。

痛みなどの症状を和らげる補助的な選択肢にはなり得ます現在

Q4.整形外科へ通いながら鍼灸を受けられますか?

医師から禁止されていなければ、治療を続けながら相談できる場合があります。

診断名、画像検査の説明、薬、リハビリ内容をお知らせください。

薬を自己判断で中止する必要はありません。

症状が悪化したときは鍼灸だけで様子を見ず、担当医へご相談ください。

Q5.何回くらい通えばよくなりますか?

症状が始まってからの期間、筋力低下の有無、仕事での負担、医療機関での治療内容によって異なり、初めから回数を断定できません。

施術を行う場合は、痛みだけでなく

睡眠、仕事、腕の使いやすさなどを一緒に確認します。

一定期間で変化がない、または悪化する場合は、漫然と続けず方針を見直します。

Q6.初回に持って行くものはありますか?

お持ちであれば、医療機関でもらった検査結果や説明書、お薬手帳をご持参ください。

画像のCDやフィルム医師からどのような説明を受けたかを共有いただくと、

施術の可否や注意点を考える参考になります。

枚方市で首から腕の痛み・しびれにお悩みの方へ

腕のしびれが続くと、「このまま手が動かなくなるのでは」

と不安になる方もおられます。しかし、頚椎症性神経根症は、自然に軽快が期待できる場合もあり、すべての方が手術になるわけではありません。

一方で、進む筋力低下、手先の不器用さ、歩行の変化は見逃したくないサインです。まず必要な医療を受け、そのうえで残る首・肩・腕のつらさに鍼灸を取り入れたいときはご相談ください。

「整形外科で診断を受けたが、日常生活で何に気をつければよいか知りたい」
「薬やリハビリと併用できるケアを探している」
「鍼灸でできることと、できないことを聞いてから決めたい」

そのような方へ、臨床25年以上の経験をもとに、状態を確認しながら無理のない選択肢をご説明します。

LINE予約・お問い合わせはこちら
電話:072-840-6726
枚方市禁野本町1丁目16-1 北村ビル102
京阪「宮之阪駅」徒歩5分/「枚方市駅」徒歩7分
駐車場あり

初めての方へアクセス・料金表

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断や個別の治療に代わるものではありません。突然の片側の麻痺や言葉の異常、胸の圧迫感・冷や汗・息苦しさ、進行する筋力低下、手先の不器用さ、歩行障害がある場合は、鍼灸院ではなく救急要請または医療機関への受診を優先してください。施術による変化には個人差があります。

この記事を書いた人

鍼治療 骨盤矯正をするスタッフ メディセル筋膜リリースしているところ

 

【この記事を書いた人】

なつめ鍼灸整骨院 代表 溝口和也

明治鍼灸大学(現:明治国際医療大学)

平成13年鍼灸学士取得(第1670号)

国家資格:

柔道整復師:(登録番号:44703号)

はり師 : (登録番号:120047号)

きゅう師: (登録番号119965号)

得意分野:坐骨神経痛・むちうち・骨盤調整

→ 院長プロフィールを見る

【内容の最終チェック】

国家資格者が内容を確認し、最新の情報に合わせて随時更新しています。

最終更新日:2026年01月23日

参考資料

  1. 日本整形外科学会「頚椎症性神経根症」(症状、原因、診断、自然経過、治療)

  2. 日本整形外科学会「頚椎症性脊髄症」(手指の巧緻運動障害、歩行障害、診断と治療)

  3. Chen R, et al. Acupuncture for the Treatment of Cervical Spondylotic Radiculopathy: An Overview of Systematic Reviews. Int J Gen Med. 2025;18:5959-5975.(鍼灸研究の効果、安全性、エビデンスの質)

  4. 公益社団法人 全日本鍼灸学会 臨床情報部安全性委員会「鍼灸の安全性に関する情報サイト」(鍼灸安全対策ガイドライン2025年版の案内)

  5. 国立循環器病研究センター「脳卒中」(脳卒中の症状と早期対応)

  6. 日本心臓財団「胸が痛くなったら、どうする?」(急性心筋梗塞を含む胸痛の症状と対応)

  7. 総務省消防庁「救急安心センター事業(#7119)ってナニ?(救急車を呼ぶか迷うときの相談窓口)