病院を受診しても後頭神経痛が続く方へ
2026年08月30日
「後頭部に何度もズキッと痛みが走る」
「心配になって脳神経外科を受診したら、後頭神経痛と言われた」
「薬を処方してもらっているけれど、まだ痛みが気になる」
病院を受診して原因について説明を受けても、症状が続いていると不安になりますよね。
「もう一度病院へ行った方がいいのか」
「首や肩のこりも関係しているのか」
「鍼灸や整骨院へ相談してもいいのか」
次にどうすればよいのか迷ってしまう方もいらっしゃいます。
なつめ鍼灸整骨院にも、すでに医療機関を受診したうえで、後頭部の痛みについて相談される方がいらっしゃいます。
大切なのは、病院か鍼灸院か、どちらか一方を選ぶことではありません。
医師から受けている治療を自己判断で中断せず、そのうえで首・肩の筋肉の硬さや身体の動き、日常生活での負担などを確認するという考え方があります。
今回は「すでに病院を受診した方」に絞って、後頭神経痛が続くときに次に何を確認すればよいのかをお伝えします。
こんなお悩みはありませんか
病院を受診したあと、次のようなことで困っていないでしょうか。
- 後頭神経痛と診断されたが、まだ痛みが気になる
- 後頭部にズキッとする痛みを繰り返す
- 薬を処方されているが、この先どうすればよいのか不安
- 病院で検査を受けたが、首や肩のこりも気になっている
- デスクワークをしていると首から後頭部がつらい
- 痛みが出るたびに「何か悪い病気では」と不安になる
- 鍼灸を受けてもいいのか分からない
- 病院と整骨院を併用してよいのか迷っている
このような場合にまず大切なのは、「病院で良くならなかったから、もう病院へ行く必要はない」と考えないことです。
症状が続いていること自体が、担当医へ伝える大切な情報になります。
そのうえで、身体の状態や日常生活での負担について確認していきましょう。
後頭神経痛とはどのような痛み?
後頭神経痛は、後頭部から頭頂部などへ向かう神経に沿って痛みが生じるものです。
痛みについて、
「ズキッとする」
「ビリッとする」
「電気が走ったように痛む」
などと表現されることがあります。
首の付け根から後頭部にかけて痛みを感じたり、頭皮に触れたときに違和感を覚えたりすることもあります。
ただし、後頭部が痛む原因は後頭神経痛だけではありません。
そのため、まだ医療機関を受診していない方については、症状によってはまず医師による診察を受けることが大切です。
今回の記事では、すでに医療機関で後頭神経痛と診断されている方を前提としてお話しします。
病院を受診した後も痛みが続くときに確認したいこと
まずは担当医へ「まだ痛む」と伝える
病院で治療を受けていても痛みが続いている場合、最初にしてほしいのは現在の状態を担当医へ伝えることです。
「前より回数は減ったけれどまだ痛む」
「薬を飲んでいる間は楽だけれど、また痛くなる」
「以前とは痛み方が変わってきた」
など、症状の変化を伝えてください。
医師が経過を確認し、必要に応じて治療方針や追加の検査などを検討することがあります。
処方されている薬についても、自己判断で中止したり量を変更したりしないでください。
首や肩の状態も確認する
後頭部へ向かう神経は首まわりを通っています。
そのため、医療機関で緊急性のある病気などが否定されている場合には、首や肩まわりの状態について確認することも一つの考え方です。
たとえば、
「一日中パソコンを使っている」
「スマートフォンを見る時間が長い」
「首や肩がいつも張っている」
「仕事が忙しくなると首まわりがつらい」
といった生活が続いていないでしょうか。
ただし、首こりがあるからといって、それだけを後頭神経痛の原因と決めつけることはできません。
医療機関での診断を踏まえながら、身体の状態を確認することが大切です。
痛みが出る状況を記録してみる
後頭部の痛みが続く場合は、簡単なメモを残してみるのもおすすめです。
たとえば、
- 痛みが出た時間
- 何をしていたか
- どのあたりが痛んだか
- どのくらい続いたか
- 首や肩の張りがあったか
- 薬を使用したか
などです。
細かく記録する必要はありません。
「仕事中に多い」「夕方になると増える」など、自分では気づいていなかった傾向が見えてくる場合があります。
記録した内容は、医療機関を再受診するときにも症状を説明する材料になります。
首や肩は後頭神経痛と関係する?
「後頭神経痛なら、首をほぐせばいいんですか?」
このように聞かれることがあります。
答えは、それほど単純ではありません。
後頭部へ向かう神経と首まわりには解剖学的な関係がありますが、後頭神経痛の原因を「首こりだけ」と考えることはできません。
一方で、長時間のデスクワークやスマートフォン操作などで首・肩に負担がかかっている場合、その状態を確認することには意味があります。
なつめ鍼灸整骨院では、
「後頭部が痛いから後頭部だけ」
「首が硬いから首だけ」
とは考えません。
首や肩の筋肉の硬さだけでなく、関節の動きや姿勢、仕事中の身体の使い方なども確認していきます。
放っておくと困りやすいこと
後頭部に突然痛みが走る状態が続くと、痛みそのものだけでなく、
「また痛くなるのでは?」
という不安が大きくなることがあります。
仕事に集中しにくくなったり、外出するのが心配になったりする方もいるでしょう。
一方で避けたいのが、痛みに慣れてしまい、いつもと違う症状まで「また後頭神経痛だろう」と判断することです。
以前に後頭神経痛と診断されていても、今後起こるすべての頭痛が同じ原因とは限りません。
痛み方や症状が変わった場合は、再度医療機関へ相談してください。
自宅でできるセルフケア
医師から運動などについて特別な指示を受けておらず、強い痛みがない場合は、首に負担をかけ続けない生活を意識してみてください。
1.30〜60分ごとに姿勢を変える
デスクワークでは、同じ姿勢を長時間続けないようにします。
30〜60分を目安に一度席を立ち、1〜2分ほど歩いてみましょう。
首を強く回したり伸ばしたりする必要はありません。
2.肩をゆっくり動かす
肩を軽くすくめて、ゆっくり力を抜きます。
続いて、肩を痛みのない範囲で後ろへ回します。
5回程度を目安にしてください。
後頭部の痛みが強くなる場合は中止します。
3.スマートフォンを見る姿勢を見直す
スマートフォンを低い位置で長時間見ると、首が前へ倒れた姿勢になりやすくなります。
できる範囲で画面を高くし、長時間うつむいたままにならないようにしましょう。
セルフケアは「やれば治る」というものではありません。
強い痛みがある場合は無理に行わず、医療機関へ相談してください。
やってはいけないこと
後頭部が痛いときに注意したいのが、首への強い刺激です。
- 首を勢いよく回す
- 首を強くひねる
- 自分で首を強く鳴らす
- 痛い場所を強く揉み続ける
- 痛みを我慢してストレッチする
- 処方された薬を自己判断で中止する
といったことは避けましょう。
特に、「首が原因だと思うから」と自分で強い刺激を加えるのはおすすめしません。
病院への再受診を急いだ方がよいサイン
すでに後頭神経痛と診断されていても、次のような症状が新しく現れた場合は注意が必要です。
- 突然起こった非常に激しい頭痛
- 今までと明らかに違う頭痛
- 手足のしびれや力の入りにくさ
- ろれつが回りにくい
- 顔の動きがおかしい
- 意識がもうろうとする
- 強いめまいや歩きにくさを伴う
- 高熱や強い吐き気・嘔吐を伴う
- 視覚に異常がある
- 頭を強く打ったあとに症状が出た
- 時間とともに急激に悪化している
「以前も後頭神経痛だったから今回も大丈夫」と自己判断しないことが大切です。
いつもと違う症状がある場合は、医療機関への相談を優先してください。
病院と鍼灸整骨院は併用してもいい?
「病院に通っているのに、鍼灸院へ相談してもいいですか?」
という疑問を持つ方もいらっしゃいます。
病院での診察や治療を続けながら、首・肩の筋肉の硬さや身体の動きなどについて相談するという考え方はあります。
大切なのは、病院での治療を自己判断で中断しないことです。
現在服用している薬や、医師から受けている説明があれば、来院時にお伝えください。
また、身体の状態を確認した結果、当院での施術より医療機関への再相談を優先した方がよいと考えられる場合には、その旨をお伝えします。
なつめ鍼灸整骨院でできること
なつめ鍼灸整骨院では、病院を受診した後も後頭部の痛みが気になる方について、まずこれまでの経過を確認します。
- どのような診断を受けたのか
- いつから症状があるのか
- どのような痛み方なのか
- 痛みが出る頻度
- 病院でどのような説明を受けているか
- 首や肩に張りがあるか
- 首の動きにくさはあるか
- デスクワークなど日常生活での負担
こうした内容を確認したうえで、首・肩の筋肉の硬さ、関節の動き、身体全体のバランスや生活習慣などを見ていきます。
状態に合わせて、手技療法、鍼灸、筋膜へのアプローチ、骨盤を含めた身体全体の調整などを提案する場合があります。
「後頭神経痛だから必ず鍼をする」という考え方ではありません。
身体の状態を確認し、その方に合わせて施術方法を提案します。
鍼灸を提案する場合
鍼灸についても、病院での治療に代わるものとして行うわけではありません。
首・肩など身体の状態を確認したうえで、選択肢の一つとして提案します。
施術後にだるさや眠気を感じたり、鍼を刺した場所に少量の出血や内出血が起きたりすることがあります。
反応には個人差があります。
鍼が苦手な方や不安がある方には、無理におすすめしません。
来院の目安
病院で後頭神経痛と診断され、医師の指示に従っているものの、
- 首や肩の張りも強い
- デスクワークをするとつらくなる
- 首が動かしにくい
- 日常生活でどこに負担がかかっているのか知りたい
- 自宅でどのようなケアをすればよいのか分からない
- 身体の状態も一度確認してほしい
という場合は、なつめ鍼灸整骨院へご相談いただく一つの目安です。
反対に、症状が急激に変化した場合や、医師から継続的な診察・検査を指示されている場合は、その指示を優先してください。
よくある質問
Q.病院に通院中でも相談できますか?
現在の受診状況を確認したうえで、首・肩や身体の状態についてご相談いただけます。
病院での治療を中断する必要はありません。
医療機関と整骨院を「どちらか一方」と考えず、必要に応じて併用することも大切です。
Q.薬を飲んでいても鍼灸を受けられますか?
服用している薬や身体の状態によって確認が必要です。
自己判断で薬を中止せず、来院時に服薬状況をお伝えください。
Q.後頭神経痛に鍼をすれば良くなりますか?
後頭神経痛に対して「鍼をすれば必ず改善する」とは言えません。
状態を確認したうえで、鍼灸が選択肢になる場合に提案します。
感じ方や経過には個人差があります。
Q.首をマッサージすればいいですか?
原因が分からない状態で首へ強い刺激を加えることはおすすめしません。
特に痛みが強い場合や症状が変化している場合は、セルフマッサージより医療機関への相談を優先してください。
Q.病院へもう一度行くべきか迷っています
以前と痛み方が変わった、症状が強くなった、新しい症状が出たという場合は、再受診を検討してください。
判断に迷う場合も、まず医療機関へ相談する方が安心です。
まとめ
病院で後頭神経痛と診断されても、後頭部の痛みがすぐに気にならなくなるとは限りません。
症状が続いている場合は、まず担当医へ現在の状態を伝えてください。
病院での治療を自己判断で中断する必要もありません。
そのうえで、首や肩の張り、身体の動き、デスクワークやスマートフォンなど日常生活での負担も気になっている場合は、それらを確認するという選択肢があります。
なつめ鍼灸整骨院では、「病院で良くならなかったから当院へ」という考え方ではなく、医療機関での診断や治療を大切にしながら、身体の状態について別の視点から確認することを大切にしています。
「病院には行った。でも首や肩の状態も一度見てほしい」
そんな段階でもご相談ください。
【この記事を書いた人】
なつめ鍼灸整骨院 代表 溝口和也
明治鍼灸大学(現:明治国際医療大学)
平成13年鍼灸学士取得(第1670号)
国家資格:
柔道整復師:(登録番号:44703号)
はり師 : (登録番号:120047号)
きゅう師: (登録番号119965号)
得意分野:坐骨神経痛・むちうち・骨盤調整
【内容の最終チェック】
国家資格者が内容を確認し、最新の情報に合わせて随時更新しています。
最終更新日:2026年01月23日














